ソニックガーデンのサポート業務実態と5つの気づき
これは「ソニックガーデン Advent Calendar 2015」13日目の記事です。
ごあいさつ
初めましてmaikoです。
ソニックガーデンで問合せ窓口や請求書などの経理周りを担当しています。
現在、転職して1年4か月ほどになります。
転職までの経緯
元々は、SEとして新宿にあるSIer(※1)で勤めていました。「営業アシスタント」として昨年8月にソニックガーデンのファミリー企業であるジェントルワークスへ転職しました。
(※1)ソニックガーデンが社内ベンチャーだった頃に所属していたSIer。ここでの社内イベントでスタッフとして参加していた時に副社長である藤原さん、プログラマの前田さんと知り合いになりました。
仕事内容
私が現在担当している業務は主にこんな感じです。
各作業は、どの時間にどのくらい行うか自分で決めて仕事を行います。
もちろん依頼された作業については適宜状況報告し、相談しながら進めています。
- お問合せ対応(電話、メール)
- イシュラン(※2)業務(窓口業務、データ管理、進捗管理など)
- 売上管理(見積、請求書、経費などの対応)
- 倉貫さん、藤原さんのサポート
- 社内イベントのサポート(メンバへの連絡、準備など)
- マーケティング活動サポート(カメラマンとの調整、各記事の進捗管理)
- 総務業務(郵便物、備品の管理)
(※2)乳がん病院・名医ガイド「イシュラン」信頼できる情報提供をポリシーに、 科学的根拠にもとづく治療をおこなっている病院や医師を一覧リストでご紹介しているサイトです。
ちなみに、ソニックガーデン以外のお客様についても担当していて、こちらは1人で行っているのではなく、ジェントルワークス所属のママさん(※3)数人と一緒に担当しています。
ママさんたちは在宅で「Remotty」「youRoom」(※4)などを利用して仕事しています。このツールを利用することで社員と気軽にコミュニケーションを取りながら疎外感を感じることなくお仕事ができています!また、不安な点や急にお子さんが熱を出したなどでお仕事ができなくなった場合などについては、私がお客様とママさんとの窓口となりスムーズにお仕事ができるよう業務を代行したり日程を調整したりしています。
(※3)ジェントルワークスでは、在宅で働くママさんも業務委託という形で所属しています。入社前にご家庭の事情などを社長の串田さんと相談した上で無理のない範囲でお仕事を依頼しています。
(※4)ソニックガーデンが開発した自社サービス。
仕事を通して気づいた事
約1年お仕事をするなかで、前職とは異なるソニックガーデンならではの価値観、文化、自分自身での気づきがありました。ここではその中から5つ列挙してみたいと思います。
- 仕事は依頼された通りにやらなくてもいい
お願いされた仕事で疑問があったり、もっと良い方法があれば提案してOK。たとえそれが社長であっても(笑)一番衝撃だったのは理由や背景がきちんと説明できれば「やらない」もアリだということ。 - やりたい仕事はどんどん手を挙げてOK
ソニックガーデンでは、仕事を待っているだけではいつまでたってもやりたい仕事はできません。自分の持っている仕事を効率化したり、(許可さえ取れれば)任せられる仕事は外部へ委託してもOKです。優先度の調整をしてやりたい仕事ができる時間とスキルを身につけられれば「やりたい!」といった仕事を少しずつできるよう調整してもらえます。言った手前すぐにやめたりできませんが大変ありがたい環境だと思います。 - 「ふりかえり」が多い、しかもすぐに「ふりかえる」
- 私の場合、週次でソニックガーデン、月次でジェントルワークスの「ふりかえり」を行います。「ふりかえり」にはKPT(※5)を使用します。
- 短期的、長期的に改善を行って効果があり今後も続けていくこと(Keep)
- 良くなかった事はなんだったか(Problem)
- 今後、どのように改善をどのようにしていくのか(Try)
仕事の振返りも行いますが、場合によってはプライベートな相談なども「ふりかえり」してもらえます。良い意味で公私混同している感じです。
ちなみにソニックガーデンでは定期的なもの以外にもよく「ふりかえり」をします。そのタイミングや時間、メンバは決まっていません。なにか問題が起きたら、イベント開催したら帰る前に。常に改善し時間を有効に使えるように工夫していく姿勢が求められます。
(※5)Keep、Problem、Tryの略。「ふりかえり」の様子倉貫さんのブログにも記載されています。
- 私の場合、週次でソニックガーデン、月次でジェントルワークスの「ふりかえり」を行います。「ふりかえり」にはKPT(※5)を使用します。
- 「作業」をしてはいけない「仕事」をする
まず、仕事を依頼されたら優先度を確認して、自分が抱えている仕事と調整できそうか考えます。難しければ他の手段、他の方に依頼してもらえそうか提案します(ここまでは一般的かもしれません)。依頼は「○○ということがしたいんだけど」というような具体的でないことがありますが、その時に自分で仮説を考え、どのようにやっていくか提案します。
最初の頃は「それはどうやってやるんですか?」とか、良さそうだなと思った方法があっても何も考えずに依頼された方法でやってしまって「効率が悪いと思っていたのに、なんでそれをやったの?」と聞かれてしまうことが度々ありました。自分で考えずに惰性でやってしまうのは「作業」です。ソニックガーデンでは「仕事」ができるように自分で考え、やりにくいことは提案/改善してルールをどんどん変えていきます。 - 売上は管理はするが、目標にしない
ソニックガーデンでは、売上管理はしますが半期ごとの売上目標や個人ごとで売上管理し、評価するといったことをしません。
各案件ごとに見積/請求はサービスごとに金額が決まっており月額定額でお客様にお支払い頂いています。通常の会社だとおそらく個人評価の基準の1つとして必ず部門売上が入っているのではないでしょうか?
ソニックガーデンの場合は、お客様のビジネスが成功すること、どうやったら使っていただける方(お客様のお客様)に喜んでもらえるかのみを考えて仕事します。そうすると売上も自然と後から伸びてくるようになっているようです。
最後に
少しでもソニックガーデンのことが分かっていただければ幸いです。
一緒に働きたいと思っていただけた方はこちらもお読みいただけるとより分かっていただけるかと思います!